カチハジケ
- はるみ 菊池
- 2月11日
- 読了時間: 2分
和名:ナツハゼ(ツツジ科)
方言:カチハジケ・ヤマナシ

ナツハゼは、夏から秋にかけて黒紫色の実をつける落葉低木です。青い実のうちは酸味が強いですが、完熟すると甘酸っぱくなり、そのまま食べても美味しく楽しめます。
昭和生まれの河内の川岸ひろ子さんは、ナツハゼの実について**「小さい実だけど甘酸っぱい味がして美味しかった」**と話しており、昔から親しまれてきた山の恵みのひとつです。
ナツハゼの楽しみ方
① そのまま食べる
完熟した実は甘酸っぱく、フレッシュな状態で味わうことができます。
② 果実酒(ナツハゼ酒)
ナツハゼの実を漬け込むと、鮮やかな濃い葡萄色の果実酒に仕上がります。
《作り方》
ナツハゼの実(9~10月に採取):500~800g
ホワイトリカー:1.8ℓ
砂糖(氷砂糖など):100~150g
ナツハゼの実を洗い、しっかり水気を取る。
果実と砂糖を交互に瓶に入れ、ホワイトリカーを注ぐ。
密閉して冷暗所で保存し、3か月以上漬け込む。
漬け終えたら材料を引き上げ、果実酒として楽しむ。
※熟成させるほど風味がまろやかになります。
③ ジュース
ナツハゼの実はジュースにしても美味しく、独特の甘酸っぱさと香り、鮮やかな色を楽しめます。
《作り方》
完熟したナツハゼの実を水と一緒に鍋に入れ、弱火で煮る。
柔らかくなったら濾して果汁を取り、好みで砂糖を加える。
冷やして飲むと、さっぱりとした味わいが楽しめる。
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